FXの魅力はたくさんあります。
その中の一つ「レバレッジ」について説明します。
レバレッジとは?
レバレッジとは、英語で”Levarage”「テコの原理」を意味しますが、経済活動においては借入金などの他人資本を使用して投資することで自己資本の利益率を高めることをいいます。
テコの原理は、小さな力でお濃いモノを持ち上げること。経済活動でもこれと同様に、少額資金で大きな資金を動かすことを「レバレッジ(Levarage)」といいます。
FXでは、取引会社に預け入れた証拠金(保証金)により、数倍~数十倍の取引ができるシステムです。要するに、預けた資金を担保に、預けた資金以上の取引ができるということです。たとえば、「レバレッジ10倍」であれば、1万円の証拠金で10万円分の取引ができるということになります。
レバレッジのメリット
レバレッジのメリットは、前述したように少額資金で大きな資金を動かせること。よって、資金が少ない方でもその資金の数倍の資金を動かせることになりますので、資金以上の大きな利益を狙えることが最大のメリットです。
レバレッジのデメリット
このメリットは、注意しなければデメリットにもなります。少額資金でその数倍の資金を動かして取引しますので、利益も大きい反面損失も大きくなる可能性があります。
FX会社では損失が証拠金額の一定割合に達した時には、ポジションが強制的決済されるロスカットシステムがありますので元本割れまでしないようになっていますが、”レバレッジをかけた取引”は、かなりリスクをとった取引ということは理解していなければいけません。
レバレッジの取引で気を付けること
初心者が良くやりがちな、”証拠金額限界までポジションをとる取引”は上手くいけば大きな利益を期待できる一方、思惑と反対方向に動いてしまえば証拠金不足となりポジションが強制的決済されてしまい、一発退場ということも少なくありません。こうなってしまえば長く取引を継続していくことはできません。
必要証拠金からいくらまでであれば損失を許容できるのか、資金マネジメントを考えて取引をすることが重要です。
レバレッジ取引の損益
レバレッジ取引をした場合、値動きによりどの程度の損益となるのか?一番身近なドル/円の場合で簡単に説明したいと思います。
一般的な1万通貨で取引すると考えた場合、ドル/円が1円動けば1万円の損益が発生することになります。
1ドルが100円の時に1万円買いポジションをもっていれば、101円に安方向に動けば1万円の利益、99円に円高方向へ動けば1万円の損失となります。
レバレッジ取引の資金マネジメント
上記のように、いくら値動きすればいくらの損益となるのか把握したうえで、値動きの許容範囲を常にシミュレーションしながらポジションを持つことが重要です。
1万円のポジションで1万円の利益を狙う(少し現実的な額ではないですが例として)のであれば、その逆の1万円の損失も想定し、最低でも1万円の損失を許容できるだけの証拠金を口座へ預けておく必要があります。
レバレッジまとめ
今回の記事では、FX取引における「レバレッジ」について簡単に説明させていただきました。
レバレッジは少額資金で大きな資金を動かせるため、資金の数倍の利益を見込める半面数倍の損失を受けることもあるリスクある投資です。
リスクはありますが、それがレバレッジ取引の魅力ですの、そのリスクをきちんと把握した上で取引を始めるましょう。
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