どうも。
近年注目を浴びている株式投資の魅力の一つ「株主優待」について記載したいと思います。
株主優待とは?いつ売買すればよいのか?どんな種類があるのか?
簡単にまとめましたので、ご覧ください。
目次
株主優待とは?
近年注目を浴びている「株主優待」。「株主優待」とは、自社商品・サービスの提供や割引、金券贈呈など、企業が株主へ特典を提供することをいいます。
この「株主優待」にはは、魅力的な特典が多くあり、上手く「株主優待」を利用すれば、それだけで生活することだって出来てしまうかもしれません。
それ以外にも良い「株主優待」を保有する株にはメリットが沢山あります。
株主優待株への投資は株式初心者に優しい?
株主優待株にはメリットが沢山あり、株式初心者にも優しい投資法の一つです。
株式投資を始めるのに、まずは株主優待を保有している企業の株式へ投資するのはいかがでしょうか?
以下、株主優待株のメリットを紹介します。
メリット①下落相場に強い
良い株主優待がある株は、株主優待を目的に保有されていることが多く、大きな下落相場が訪れても手放さず保有されることが多い傾向にあります。そのため大きな下落相場でも、他銘柄に比べ小さな下落で済むことが多くなります。
また、良優待株は下落時が買い時と考えている投資家も多くいますので、下落後値戻りが早い傾向にあります。
メリット②資金が少ない小口投資家に有利
株主優待は、株式保有数に比例していないことが多く、最小単元で保有する方が有利な銘柄が多いです。例えば100株で500円相当の優待がある場合、次は200株で1,000円相当の優待とならず、300株保有で1,000円相当の優待というような設定をされている銘柄が多いです。
よって、優待利回りを考えた場合、最小単元での保有が最も高利回りとなること多く、少ない株数を保有するような小口投資家へ有利となっている制度なのです。
メリット③値動きを読み易い
株主優待を貰うには、”この日までに株式を購入しておかなければいけない日”である「権利付き最終日」と”この日に株主でないと株主優待を貰えない日”の「権利確定日」があります。
株主優待株は、「権利付き最終日」に向かって買い進められ値上がりし、「権利確定日」が過ぎると手放す投資家もいるため、そこから値下がりする傾向にあります。
人気のある優良銘柄は、顕著な動きをする場合も多く、「権利確定日」後の値下がりした時に買えば、次の「権利確定日」に向かって値上がりすることが期待できます。
株主優待株の選び方
それでは、どのように株主優待株を選べばよいのか?
株主優待株を絞り込んでいく方法はいくつかあります。
選定方法①優待内容から選ぶ
まずは自分が普段よく利用する店やサービスなどから探してみましょう。株主優待を貰っても有効期限が切れそのまま使用せずに終わってしまっては意味がありません。普段から利用しているもの優待であれば、すぐに使用できるので有効的です。例えば普段マクドナルドに良くいくのであれば、日本マクドナルドHD(2702)の株式を購入するのは良いかもしれません。
その他、優待が”金券(QUOカード等)”であれば、誰でも現金同様に使用できるので無駄になり難いので、購入選定銘柄としてピックアップしても良いと思います。
選定方法②優待確定月から選ぶ
先ほども記載した、いつまでに購入していつ優待の権利が確定するのかを把握しておくことは重要です。
優待株式の株価は、「権利付き最終日」に向かって買い進められ値上がりし、「権利確定日」が過ぎると値下がりする傾向にありますので、「権利付き最終日」に向かって上がり切ったところで購入しないように注意しないといけません。
また、投資スタンスによりますが、購入した株式を「権利確定日」まで保有し続けることができるのか?例えば12月末の年一回しか株主優待を提供していない場合、その株式を1月に購入して12月まで持ち続けるのか?小資金で運用している場合、資金を回して同じ資金で数個の株主優待を受け取れた方が効率的です。
長期保有するのであれば良いですが、短期保有で資金を回すことも考えている場合は、権利確定がいつなのか考慮した上で購入しましょう。
選定方法③投資資金・利回りから選ぶ
当たり前ですが、欲しい株主優待を見つけても、投資資金が足りなけば購入ができません。ですので、自分の運用資金でどの株式優待株を購入できるのか確認しておく必要があります。
また、優待利回りがいくらなのかもポイントです。10万円で500円(優待利回り0.5%)の優待と5万円で500円(優待利回り1.0%)の優待であればどちらがお得か一目瞭然ですよね?
もちろん、方法①と方法②に合わなければいけませんが、どうせなら優待利回りが良い銘柄を選んで購入した方がお得です。
株主優待株の買い時
では、株主優待株の買い時は…?
買い時①権利確定日の値下がり時
これは前述した通りの、「権利確定日」後の値下がりした底値での購入です。
買い時②バーゲン買い
相場が悪くなり、全体の株価が下がった時。この時は、優良優待株を購入するにはバーゲンセールのようなものです。優良優待株は値下がってもしっかり戻ってくれるので、相場につられて大きく下がったら買いのチャンスです。
買い時③優待新設・増設時
株主優待が新設された時、または株主優待の内容が増設された時。株主優待が新設や増設される場合は、業績も上昇基調ということが多いです。また、株主へのリターンも考えている優良企業と評価されますので、そこから上昇トレンドへ転換したり上昇トレンドが強くなったりします。その初期段階での購入も買い時としては良いかと考えています。
クロス取引:値動きリスクなしの株主優待取得法
株主優待の取引手法として、株価値動きのリスクなしで取引するクロス取引という取引手法があります。
「クロス取引」とは、優待のある銘柄を現物取引で購入し同時に信用取引で売る取引方法。権利付き最終日前に同値で買いと売りのポジションを持ち、権利確定後に同値でポジションを解消するので、売買手数料のみで株主優待が貰える取引手法です。
この取引手法では信用取引を行うので、信用取引口座の開設が必要になります。また、信用取引には「逆日歩」という売り方が買い方に支払う手数料が発生する場合があるので最初はクロス取引をせずに現物取引のみでの取引の方が良いかもしれません。
これだけは押さえておきたい株主優待用語
株主優待の株式売買を行う上で押さえておきたい用語を最後にまとめます。
用語①権利確定日
株主優待や配当を貰う権利が確定される日。企業の株式名簿に名前が記載され株主であることが確定します。この日に株主でないと株主優待を貰えません。
権利確定日は、年1回の場合や2回以上の場合もあります。また一般的には末日に設定されているが、15日や20日など変則日に設定されている銘柄もあるので注意が必要です。
用語②権利付き最終日
株主優待を貰うために、その株式を購入しておかなければいけない締め切り日。「権利確定日」の3営業日前になります。
用語③権利落ち日
権利付き最終日の翌日のことを言います。この日に株式を購入しても株主優待は貰えません。
用語④クロス取引
株主優待のある銘柄を現物取引で購入し同時に信用取引で売る取引方法。売買手数料のみで株主優待が貰える取引手法です。
用語⑤逆日歩
信用取引で売り方が買い方に支払う手数料のこと。クロス取引時は、この「逆日歩」が発生する場合があるので、注意が必要。
さいごに
今回は株式投資で押さえておきたい「株主優待」について記載しました。
初心者にも優しい株主優待株をポートフォリオに取り入れ、リスクが小さい株式投資をしてみるのはいかがでしょうか?
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